〇〇小町

高齢者住宅の90代の女性 Kさんとの会話

(   私  )   「今年も もう終わりですね」

(   〃  )  「一年が過ぎるのって本当にはやいですね」

(Kさん) 「ほんと、ほんと」

(  私   ) 「子供の頃は一年が長かったですよね」

(Kさん )「うん、長かったよ」

(   〃  )  「子供ん頃はお年玉もらうのが楽しみでしょうなかったもん」

(   〃  ) 「正月が待ちどうして『はよ来い、はよ来い』思っとったで長かったんだわぁ」

(  〃   ) 「大人んなったらお年玉を出す方だがね」

(  〃  )  「ほんだで短いんだわぁ ハッハッハッ」」

(  私  )  「なるほど~」

しょうなかったもん→しかたなかったもの
※待ちどうして→待ちどうしくて
※はよ来い→はやく来い
※ほんだで→だから

 

「Kさんは『〇〇小町』言われとったんだよ」

と以前どなたかが仰っおられたのを思い出しました

子供の頃 綺麗な若い女性を そこの地名や、商店街の名前などに

「小町」を付けて呼ぶのを度々聞いたことがあります

今で言う「ミス〇〇」と同じです

Kさんは色白で お綺麗で 素敵な方です

二十歳でその地にお嫁にいらしたそうですが

笑顔でお話されるKさんのお顔を拝見しながら

二十歳の頃の 眩しく美しいお姿が目に浮かぶようでした

 

 

ご高齢で お一人で生活されておられる方々や

高齢者住宅に入居しておられる方々の多くは

コミュニケーションを求めておられます

そのような方々のためにシニアコミュニケーションサポートがあります。

心理カウンセラーがご本人のお宅や高齢者住宅に出向き

お互い膝を突き合わせてお話を伺うこと

そして世間話や昔の思い出話など どのようなことでも

ご自由に楽しく話していただくことで

ご自分が一人ぼっちではないことに気づいていただき

安心して生活できるようお手伝いをさせていただきます

その後 その時のご様子をその都度ご報告させていただきますので

ご依頼いただいた方にも安心していただけるサービスです

 

 

 

 

 

投稿者プロフィール

後藤 富美子
後藤 富美子
65歳以上の方を対象としたシニアコミュニケーションサポートを行っております

I wish you a peaceful time.

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